2024年の移住希望地ランキング発表、群馬県が初めて1位に

報道発表資料より
認定NPO法人ふるさと回帰支援センターは、2024年の移住相談の傾向をまとめ、移住希望地ランキングを発表しました。ランキングのトップ3は、1位は群馬県、2位は静岡県、3位は栃木県となり、群馬県が初めてトップになったとしています。
同センターへの2024年の移住相談件数は、過去最多の6万1720件となり、前年比4.1%増加。相談会やセミナーの開催数も637回にのぼり、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド形式も多く取り入れられました。
群馬県が1位になった背景には、移住相談やセミナーの充実が挙げられます。特に、20~30代のライト層や子育て世帯、テレワーク移住を希望する人が増加。首都圏からのアクセスの良さや自然環境の魅力に加え、「仕事に追われるより家族との時間を大切にしたい」「災害の少ない地域に住みたい」といった声が多く寄せられたとしています。
2位の静岡県は、もともと移住希望者の多い地域で、「出張相談デスク」を69回開催するなど、移住希望者が具体的な相談をしやすい環境が整っていました。3位の栃木県は、「移住促進コンシェルジュ」制度を導入し、20代を中心に相談者が増えています。
また、移住セミナーの参加者数ランキングにおいても、群馬県が2年連続で1位を獲得。2位の福島県、3位の広島県、6位の山口県、7位の富山県などが大きく順位を上げ、デジタルマーケティングの活用やテーマを工夫したセミナーが成功の要因となっています。