全国で進む廃校のワーケーション活用、人口減少から関係人口創出へ

 全国で進む廃校のワーケーション活用、人口減少から関係人口創出へ

OKUTAMA+ウェブサイトより

全国で、廃校となった学校の敷地を、ワーケーション利用可能な施設へと整備し、活用する動きが加速化しています。

例えば清里高原、八ヶ岳中信高原国定公園にある八ヶ岳コモンズ。廃校になった旧北杜市立高根清里小学校跡地を、NPO法人が北杜市より借り受け、コミュニティスペースとして管理運営しています。Wifi完備のコワーキングスペースの他、貸し切り利用ができる普通教室や家庭科教室、音楽教室、体育館や校庭なども、レンタルスペースとして使うことができます。

OKUTAMA+は人口減少が進む奥多摩町のコワーキングスペース。廃校となった旧古里中学校を利用し、地域の活性化を目指しています。ドミトリー・個室タイプの宿泊施設も併設し、「泊まれる学校」として、企業研修やチームビルディングなどの利用も可能。3か月コワーキングスペース使い放題のモニターを100名募集するなど、積極的な取り組みを行っています。

その他にも、千葉県木更津市で小学校跡地をグランピング交流施設とする動きや、山梨県大月市では旧教員宿舎を改修、ワーケーション用に貸し出す動きなども進行。全国各地で人口減少に伴い不要となった教育施設跡地を活用する動きが加速化しています。

参考:八ヶ岳コモンズOKUTAMA+
NHK NEWS WEB「ワーケーション需要に旧教員宿舎」

関連記事