モルディブ、ワーケーション誘致加速、渡航者には到着時にワクチン接種を準備、CNBCより

 モルディブ、ワーケーション誘致加速、渡航者には到着時にワクチン接種を準備、CNBCより

モルディブ

アメリカの大手ニュース専門局CNBCが、モルディブのコロナ禍におけるワーケーション誘致の戦略について取材しています。記事によれば、同国では、近日中に旅行者に対し、到着時の予防接種を提供できるよう準備を進めています。

コロナ禍においても、ワーケーションのデスティネーションとして人気を集めるモルディブ。現在はPCRの陰性証明書と、ホテルの予約証明書がなければ入国することはできませんが、それでも今年すでに35万人の旅行者が同国を訪れているといい、特にインドからのワーケーションを含む長期滞在者が多くなっています。

記事によれば、同国のアブドゥラ・マウソーム観光大臣は、大打撃を受けた観光産業の復興の取り組みの一環として、旅行者に到着時のワクチン接種を準備していると言及。

開始時期については明らかにされていませんが、国民の2回接種が終わった後とし、すでに国民の53%が1回目の接種を終えていることから、近日中に旅行者への予防接種が開始できる、と見込んでいます。

同観光大臣によると、モルディブは「3V戦略(Visit, Vaccine, Vacation)」により同国への渡航を促していく方針。モルディブの国内総生産(GDP)の約67%が観光産業からもたらされており、観光客への予防接種体制を整えることが、復興の大きなステップとなることが期待されています。

出典:CNBC「Maldives to offer holidaymakers vaccines on arrival in a push to revive tourism」

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