セーシェル諸島、最長1年のワーケーション・プログラムでリモートワーカーを誘致
アフリカ大陸とモルディブ諸島の中間のインド洋に浮かぶセーシェル諸島が、新たに「ワーケーション・リトリート・プログラム」を開始したことを発表しました。これは、コロナ禍を背景に国外からのリモートワーカーを誘致するもので、いわゆるワーケーションビザともいえるプログラムです。
このワーケーション・プログラムは、有効なパスポートを持ち、ビジネスや収入源が国外にある世界中のリモートワーカーが対象。最長で1年まで、セーシェルに滞在することができます。
セーシェルは、115の島々からなる熱帯の島国で、別名「インド洋の真珠」とも呼ばれる、魅力的な場所。同国観光局のシェリン・フランシス氏は、島の生活を体験しながら、自然とのつながりを取り戻すことで、創造性や生産性も向上する、とアピールしています。
このプログラムは、単身者のみならず、家族での参加も可能。応募者は、滞在の60日前までに、同国の渡航認証をウェブサイトで申請します。健康に関するガイドラインを遵守することが求められ、滞在期間中、有効な医療保険と旅行保険に加入していることも条件となります。
なお、同様のワーケーション関連ビザは、同じくインド洋に浮かぶモーリシャスや、カリブ海に浮かぶアルバやバルバトスなどでも提供されており、観光産業ニュース「トラベルボイス」の調査レポートでまとめられています。
参照:トラベルボイス「ワーケーションの海外動向調査2021」各国のワーケーション(リモートワーク)関連ビザ発行状況(2021年1月時点)