旅先テレワークでよく利用される施設では、どのような環境整備やサービスの提供が求められるでしょうか。アクティビティで考えられるポイントをご紹介します。
アクティブ系だけでなくリラックス系コンテンツも必要
アクティビティというと、マリンスポーツなど活発に身体を動かすコンテンツをイメージしがちですが、仕事をしない時間は、のんびりリラックスしたいと考える旅先テレワーク利用者も多いと思います。何も考えず頭を空っぽにする時間を持つことで、仕事のパフォーマンスも上がると言えます。
そういう意味で、旅先テレワーク利用者向けに改めて考えたいのが、リラックス系のコンテンツです。アクティブ系のコンテンツももちろん必要ですが、自然の中でのんびり過ごし、自然の中でのんびり過ごし、可能であれば一時マスクを外してリラックスしたいというニーズはさらに高いと考えられます。
例えば、美しい風景を見ながら足湯を楽しめる、早朝のビーチでヨガができる、星空を眺めるなど、地域資源を生かして、どのようなリラックス体験を旅先テレワーク利用者に提供できるか、改めて考える良い機会と言えます。
地域の人との交流なども「アクティビティ」と位置付ける
「滞在先の地域の人たちと出会いたい、ふれ合いたい」というのも、旅先テレワーク利用者からよく聞かれる言葉です。実際、企業が主体となって行われる研修系の旅先テレワークでは、地域の事業者と交流したり、地域課題に関するディスカッションを行なったり、地域で行われているボランティア活動に参加するなどをプログラムとして組み込むケースも見られます。
個人で訪れる旅先テレワーク利用者の中にも、そうした活動に参加し、滞在している地域に貢献したいと考える人は多いのではないでしょうか。ただ現状では、具体的にどのようにすれば参加できるのか、情報が十分提供されているとは言えません。
地域の人との交流や、ボランティア活動の参加などもアクティビティの一環と位置づけ、希望者がスムーズに参加できるよう、情報発信や環境を整えることが、今後の課題と言えます。