旅先テレワークのチェックポイント2(生活)

ワーケーションをする際に、滞在先で生活するために必要な食事、託児サービスや医療など、情報収集のポイントについて紹介します。

必要な生活サービスを把握

ワーケーションで、滞在中に利用されることが考えられる生活関連の施設やサービスには、以下があります。
食事・・飲食店、スーパー、野菜など地元のものが買える直売所
洗濯・・コインランドリー、クリーニング
子供連れの場合・・託児所、保育所、ベビーシッター
その他・・宅配、レンタカー、レンタサイクル

滞在が長めになれば、宿泊施設で出される食事だけでは飽きてしまうので、町の飲食店で食べたり、キッチンで自炊したりといったことが考えられます。洗濯も必要となり、子ども連れの場合は、一時的に子どもを預ける必要も出てきます。

このように列記してみると、一般的な観光よりも幅広く、住民の生活に密着したものが多いことがわかります。滞在期間の長さにもよりますが、滞在したい場所の候補をいくつか決め、必要なサービスや施設の充実度によって最終決定するのもおすすめの方法です。

テイクアウト&デリバリーの情報を入手

数日間滞在するワーケーションは、宿泊施設の外で食事をする機会が多くなります。滞在先に設備があれば、地元の食材を買ってきて調理するのも楽しい体験ですが、コロナ禍を受け、各地でテイクアウトやデリバリーを行う飲食店が増えてきました。これらはワーケーション利用者にとっても便利なサービスと言えます。
コロナ禍を機に、多くの地域で地元の商工会などがテイクアウトとデリバリーに対応した飲食店のリストやマップを作成しました。当初は地元住民向けとして作られましたが、こうした情報はワーケーション利用者にとっても非常に役立ちます。以下はその一例です。

  • 諏訪テイクアウトマップ
    長野県諏訪地域のテイクアウト&デリバリーに対応した店230軒以上を紹介しており、諏訪商工会議所が作成。事前予約が必要かなどの情報も見られる。サイトとアプリの両方に対応。
    https://suwatogo.glideapp.io
  • 新島・式根島のテイクアウト情報
    東京都の新島・式根島でテイクアウトできる店のリストとイラストマップのPDF。新島村商工会から作成し、新島観光協会のサイトとリンクしている。InstagramやLINEのアカウントがある店は、リストにQRコードを掲載しており、スマホをかざすと情報を見たり、友だち登録ができる。
    https://niijima.or.jp/shokokai/magazine/news/1497/

飲食店の充実度に加え、こうした食に関するサービスの充実度も、滞在先を選ぶ一つの決め手になると言えます。

医療事情について大まかに把握しておく

コロナ禍が続いている現在、ワーケーションで滞在中に体調を崩して感染が疑われたり、行こうと思っていた場所で感染拡大して急遽キャンセルを検討したり、いろいろな事態が考えられます。
大まかでよいので、滞在先の医療事情を把握しておくことは、いざという時に慌てず、柔軟な対応につながります。滞在地域の感染状況をニュースなどでチェックしたり、宿泊施設の近くにはどんな病院があるのかなどを事前に知っておくことは、withコロナの時代で必要な準備と言えます。