現地ガイドと旅行者をつなぐサイトが最優秀賞を受賞 ― WIT Japan 2014 起業家コンペ

WIT Japanの開催にあわせて、同イベントの一環としてスタートアップ・ピッチが行われた。これは、旅行に関連する新しいオンラインサービスを始めた企業・起業家が、そのサービスとビジネス・モデルをプレゼンテーションし、将来性を競うもの。2012年にはトリッピースが最優秀となって注目を集め、今年の審査員は楽天の代表取締役副社長執行役員の山田善久氏やベンチャーリパブリックの代表取締役の柴田啓氏が務めた。


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今年も、事前の応募者のなかから絞り込まれた10社がWIT Japan開催前日の事前審査会に挑み、そこで勝ち残った3社がWIT Japan当日の舞台でプレゼンを行った。今年の最優秀とされたプレゼンテーションは、韓国からの応募の「myRealTrip」。現地ガイドと旅行者を直接オンライン上でつなぐサービスで、現在は韓国語で展開しているいがグローバル展開を目指している。収益は、成約した場合に料金の20%を手数料として受け取る。現在、183都市380人のガイドの登録がある。

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myRealTrip

その他、事前審査を通過した2社のサービスは以下のとおり。

  • WS000027MACHA(Japan Travel Web Magazine) : 日本文化を訪日外国人に伝えるウェブメディア。「日本と世界の懸け橋に」をミッションに、2014年2月3日に提供開始し、現在152か国からのアクセスで50万PVとなった。「どこで、なにを、どうやって」行動すればいいかを伝え、7言語で1日あたり10の記事を公開する。

 

  • WS000021TripleLights  :最優秀の「myRealTrip」と同様に現地ツアーガイドと旅行者をつなぐサービス。日本を対象にしており、日本の1万8000人の通訳案内士がスペシャリストであるにもかかわらず、十分に活用されていない点に注目。ガイド自身がサイト上で自分をアピールし、旅行者はそれを読んでニーズに合ったガイドを探すことができる。成約した場合に料金の30%を手数料として受け取るビジネスモデル。

(トラベルボイス編集部:山岡薫)


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