訪日外国人の旅行消費額、初の4000億円超え、中国人客は1人当たり2割増に

観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2014年1月~3月の訪日外国人の旅行消費額は、前年比48.5%増の4298億円となった。1四半期で4000億円を超えたのは、調査開始以来、初めてのこと。期間中の訪日外客数が27.5%増の287万5000人、一人当たりの旅行支出が16.5%増の14万9523円と、いずれも過去最高値となり、総旅行消費額を押し上げた。

国・地域別では、中国が127.4%増の1188億円と大きく増加。訪日客数が87.2%増の47万8205人とV字回復基調で戻ってきているのに対し、1人当たり旅行支出も21.5%増の24万8432円と大きく増加した。次いで台湾が67.4%増の726億円で、1人あたりの旅行消費額も14.8%増の12万1720円と2ケタ増となった。

3番目に消費額の高い韓国は9.7%減の497億円と減。訪日客数は0.5%増の67万9117人と前年並みだが、1人あたりの旅行支出は10.2%減の7万3238円と落ち込んだ。

なお、訪日外国人の消費動向調査は今期から、各四半期の集計結果でも日本国内での旅行中支出額にパックツアー参加費に含まれる宿泊費や飲食費、交通費等の国内消費分を加えた値で講評することになった。


JNTO資料より

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