リクルートライフスタイルの「エイビーロード・リサーチセンター」が実施した「国際線LCC利用意向と満足度に関する調査2014」で、国際線LCCの満足度や利用意向が低下傾向にあることが明らかになった。
同調査によると、LCCの認知率は前年と同じ86.5%だが、利用経験率は18%で前年よりも4.7ポイント増えている。しかし満足度では、「とても満足」と「やや満足」をあわせた割合は78.1%で前年よりも4.8ポイント減少。優先利用意向は「LCCのみを利用する」と「LCCを優先するが既存航空会社も検討する」をあわせた割合が41.0%で前年よりも3.7ポイント減少。2012年の50%から年々減少している。
逆に「既存航空会社を優先するがLCCも検討する」と「既存航空会社のみを利用する」の合算は、27.4%で前年よりも8.4ポイントも増えている。
海外旅行でのLCC利用については、「積極的に利用したい」と「やや利用したいと思う」をあわせた今後の利用意向は54.4%で、2012年度の64.0%から年々減少。客層別では男女とも50歳以上は4割弱にとどまり、利用したくない人が6割を占める。
なお、国際線のLCCで今後利用したい航空会社はピーチ・アビエーション(MM)がトップで17.2%。今回から調査対象となったバニラ・エア(JW)は8.0%を獲得した。
調査は2014年3月24日~27日まで、インターネットで実施。調査対象は、関東、関西、東海エリアの2013年に海外旅行を経験した18歳以上の男女で、集計数は4936人。
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(トラベルボイス編集部)