インターネット利用者、スマホへのシフト加速で20代・30代はPCと逆転 -総務省「通信利用動向調査2013年」

総務省の2013年通信利用動向調査によると、2013年のインターネット人口普及率は82.8%と8割を超え、利用者数は46%増の1億44万人で初めて1億人を超えた。年代別では13歳~59歳の利用率が9割を超えたほか、50代が91.4%(前年比6.0ポイント増)、60代が76.6%(4.8ポイント増)、70代が68.9%(6.1ポイント増)と、シニア世代の利用率が拡大傾向にある。

情報通信機器の保有状況を見ると、パソコンの81.7%(前年比5.9ポイント増)に対し、スマートフォンが62.6%(13ポイント増)、タブレットも21.9%(6.6ポイント増)と伸びている。この勢いを受けて、端末別のインターネット利用率では、自宅のパソコンが58.4%(1.1ポイント減)、自宅以外のパソコンが27.9%(6.2ポイント減)と減少したのに対し、スマートフォンが42.4%(11.0ポイント増)、タブレットが12.4%(4.5ポイント増)と急増した。

年代別では50代以下でスマートフォンの利用が伸びており、特に20代では83.3%、30代では72.3%となり、パソコンの利用率を上回った。特に従来型携帯電話の利用率が20代の場合で17.4%(33.3ポイント減)、30代は24.7%(30.3ポイント減)と大幅に縮小しており、スマートフォンへのシフトが加速していることが判明した。

インターネット利用者に占める比率では、家庭内ではスマートフォンが31.7%(14.3ポイント増)に拡大。家庭外では43.4%(15.6ポイント増)となり、利用比率で自宅以外のパソコンを抜いて1位になった。

調査は2014年1月~3月に実施。有効回答数は1万5599世帯、および2216企業。

(トラベルボイス編集部)

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