2015年11月13日夜に発生したパリ同時多発テロの影響で、旅行各社はパッケージツアーの催行で各社の判断を迫られた。テロ発生直後は、ツアー中止を決定する旅行会社が多勢だったが、徐々にツアー催行(出発)はするものの、キャンセルの申し出に対しては取消料を免除するケースに移行。21日以降は、通常通りのツアー催行を実施する会社もでてきた。
「通常通り」のツアー催行とは、旅行者の申し出によるキャンセルで、約款のとおりに取消料が発生するもの。現地の情報では、多くの観光施設で通常通りの営業が行われ、空路・陸路ともに交通機関の乱れもみられていない。こうした情報や、現地支店やネットワークを駆使した情報収集のうえ、各社が判断。各社の判断は、徐々に通常通りに戻すものから、中止から一気に通常通りに戻すものまで様々だ。
11月20日16時現在の各社の対応は以下の通り
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JTB
「ルックJTB」は、11月25日までのツアー催行(出発)を決定。ただし、旅行者からのキャンセル申し出については取消料免除で受け付ける。26日以降の対応については、後日決定。
近畿日本ツーリスト
「ホリデイ」では、11月25日までのツアー催行(出発)を決定。ただし、旅行者からのキャンセル申し出には取消料免除で受け付ける。26日以降の出発については、通常通りのツアー催行を予定している。
HIS
11月19日・20日は、自由旅行型・添乗員付きツアーともに催行し、キャンセル申し出に対して取消料免除で対応した。21日以降は、通常通りのツアー催行となる。
日本旅行
「マッハ」、「ベストツアー」では、11月21日・22日のツアー催行(出発)を中止する。23日以降は、通常通りのツアー催行となる。
参考(過去記事)>>>
パリ同時多発テロ、JTBなど旅行各社が17日以降出発のツアー対応を決定