マスターカードが実施した「アジア太平洋地域渡航先ランキング」で、タイ・バンコク(2190万人)が2位以下を1000万人以上引き離し、大差で1位となった。タイはトップ10に3都市が入り、デスティネーションとしての人気を見せつけた。
日本は東京(1180万人)が最高で3位。このほか、10位に大阪、14位に北海道、17位に千葉など、トップ20に4都市がランクインした。特に日本の4都市は前年と比べ、東京の53.2%増などいずれも5割を超えており、他の都市と比較しても高い成長を遂げている。
総消費額ランキングでも、バンコクが152億米ドルで1位。日本は東京(119億米ドル)の4位が最高だった。
なお、2015年のアジア太平洋地域における旅行業での経済効果は2兆2700億米ドル、1億5370万人の雇用を創出し、世界最大の観光市場となった。
同調査は今年初めて行なったもので、対象は22か国167都市。1泊以上滞在した海外からの渡航者数で集計した。