【図解】旅行会社トップ5社の2015年1年間の月次売上を比較してみた、国内は楽天が9か月連続2ケタ増 - 観光庁(速報)

観光庁が発表した主要旅行業者49社の旅行取扱状況速報(2015年12月分)によると、12月の総取扱額は前年比1.0%減の5226億8967万円。海外旅行は同3.6%減の1627億1385万円、外国人旅行は同63.3%増の143億1437万円、国内旅行は同4.5%増の3456億6146万円となった。2015年の年間合計は、総取扱額が6兆5453億円、海外旅行が2兆452億円、外国人旅行が1618億円、国内旅行は4兆3383億円となっている。

2015年の海外旅行の旅行会社別取扱額上位5社・年間推移は以下のとおり。12月は上位5社(JTB、H.I.S.、阪急交通社、KNT-CT、日本旅行)すべてが前年比2ケタ減。年間を通じて4位KNT-CTと5位日本旅行がやや拮抗したももの、順位の入れ替えは発生しなかった。

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2015年の外国人による訪日旅行の旅行会社別取扱額上位5社・年間推移は以下のとおり。12月は上位5社(JTB、日本旅行、H.I.S.、KNT-CT、楽天)のうち、JTBは9割増で好調。楽天も67.3%増の大幅な伸びとなり、東武トップツアーズを抜いて取扱額5位に。年間を通じて楽天と東武トップツアーズは拮抗し、2~3か月単位で5位での座が入れ替わる状況となっている。

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2015年の国内旅行の旅行会社別取扱額上位5社・年間推移は以下のとおり。12月は上位5社(JTB、楽天、KNT-CT、日本旅行、ANAセールス)のうち、楽天のみが2桁増を記録、取扱高も360億円超で2位を維持。直近12か月をみても楽天は4月以降9か月連続で2ケタ増で好調となっている。

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旅行商品ブランド全体の取り扱い状況

旅行商品ブランド(募集型企画旅行)では、12月の総取扱額は前年比8.2%減の1297億4878万円、取扱人数合計は同6.0%減の286万9730人。

海外旅行は取扱額が前年比16.2%減の564億2026万円で、前月の13.5%減からさらにマイナス幅を拡大、取扱人数も同12.9%減の25万7101人となった。外国人旅行の取扱額は同27.8%増の5億4678万円、取扱人数は同46.4%増の3万4161人。国内旅行の取扱額は同1.1%減の727億8175万円で、取扱人数は同5.6%減の257万8468人。国内旅行の取扱高が前年比減となったのは2015年1月分以降11か月ぶり。


方面別の全体傾向

旅行会社へのヒアリングによれば、海外旅行は円安などの影響により引き続き需要が低調。昨年と比較すると年末年始に長期休暇をとりにくい日並びだったことにも起因し、欧州方面を中心として全体的に対前年割れとなった。外国人旅行は引き続き東アジアやビザ要件緩和があった東南アジアからの訪日旅行者が好調。国内旅行では関西・北陸方面が継続して好調だったとしている。

(トラベルボイス編集部)


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