トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

国内7ホテルが「マリオット」にリブランド、HMIが米マリオットと戦略的提携、「平安の森京都」など全2200室

マリオット・インターナショナルとホテルマネージメントインターナショナル(HMIホテルグループ)は、戦略的パートナーシップを締結した。国内5都市(京都市、神戸市、恩納村、浜松市、北九州市)のHMIホテルグループの既存のホテル7軒、約2200室を「マリオットホテル」および「コートヤード・バイ・マリオット」にリブランドする計画を発表した。

マリオットにとって、日本で締結した単一の契約で最大規模のプロジェクト。また、浜松市と北九州市には、初進出となる。発表の記者会見で、同社アジア太平洋地域(中国を除く)プレジデントのラジーブ・メノン氏は「今後、海外からの旅行者はより小さな都市に本格的にやってくる。日本の多様な風景を見てもらう機会だ」と期待感を示した。さらに、世界の旅行需要が底堅く、旅行先としてのポテンシャルの高さから「今後、日本のすべての都道府県にマリオットブランドのホテルを開業したい」と意欲を示した。

HMIホテルグループ代表取締役社長の比良竜虎氏は、今回のリブランドで宿泊者のインバウンド比率を現在の1~3割(京都を除く)から「5年で倍増させたい」考え。マリオットの世界2億人を超える会員プログラム「Mrriotto Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」からの誘客に期待をかけた。

7施設は、営業を継続しながら順次改装。2025~26年にリブランドして開業する予定だ。新たにリブランドされるホテルと新たな名称は以下のとおり。

発表の記者会見では5地域の代表者も登壇し、期待を寄せた