
日本旅行は、「アレルギー管理・ヒアリングシステム」などを開発・運営するCAN EAT社と、食物アレルギー対応などの課題解決に向けた業務提携契約を締結した。
日本旅行は、宿泊・飲食施設のスタッフや学校教員・栄養士など向けに、「アレルギー管理サービス」および「アレルギーヒアリングシステム」の導入を進めることで、アレルギー管理やコミュニケーション業務を円滑にしていく。
また、CAN EAT社とともに設立発起人として参画した外食アレルギー対応協会でも、すべての人が外食や中食を安全でおいしく楽しめる環境整備を目指していく。
同社では修学旅行をはじめとする教育旅行を数多く取り扱ってきたが、食物アレルギーを持つ児童・生徒は増加傾向にあり、食物アレルギー対応は重要な課題となっているという。また、宿泊・飲食事業者にとっては、食品表示法規定の特定原材料や特定原材料に準ずる品目の追加・変更への対応、食品表示に関する知識、利用者とのコミュニケーションなどの対応が大きな負担にもなっている。
両社は今後、ベジタリアン・ヴィーガン、宗教上の理由といった食事制限がある人がストレスなく旅行を楽しめる環境整備に向けた取り組みを検討していくとともに、日本の食文化の魅力をユニバーサルな形で多くの人に発信するインフラの構築を目指す。