
観光庁によると、2025年1~3月のインバウンド消費額が、前年同期比28.4%増の2兆2720億円となった。国籍・地域別トップは、中国で5443億円(構成比24.0%)。以下、台湾3168 億円(同13.9%)、韓国2824億円(同12.4%)、米国2188億円(同9.6%)、香港1534億円(同6.8%)が続いた。
報道資料より訪日外国人1人当たりの旅行支出は、同5.2%増の22万2000円と推計。最も高かったのはオーストラリアで36万7000円。以下、フランス33万8000円、英国32万円1000円の順となった。前年同期比で最も伸び率が高かったのはカナダで同26.6%増。
費目別消費額では、最も多かったのは宿泊費で7585億円(構成比33.4%)。ついで、買物代が6661億円(構成比29.3%)、飲食費が5119億円(構成比22.5%)。構成比の割合は前年同期とほぼ変わらない。
国籍・地域別に見ると、観光・レジャー目的で1人当たりの宿泊費が最も高かったのはオーストラリアで16万1000円。買物代では中国が1人当たり10万6000円で最も高かった。