厚生労働省は、夏休み期間中における海外での感染症予防の注意喚起と情報提供を行っている。
まず、「最も感染の可能性が高いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症」として、感染症予防のポイントを知識と予防方法を身につけることを呼びかけ。そのため、主な感染源や注意すべき病気、発生地域などを一覧にまとめた。
また、海外では日本で発生していない動物や蚊・マダニなどが媒介する病気が流行していることがあり、注意が必要。麻しん(はしか)やポリオは、日本での感染者が減少傾向または発生していないが、発生している地域がある。こうした感染症の予防には、渡航前に予防接種などの対策を講じることが重要であることから予防接種期間の探し方についても情報提供をしている。
>> 予防接種実施機関の探し方
なお、厚生省は日本国内で風疹の流行が続いていることから感染防止とともに「国内の感染症を海外に持ち出さない」ためにも予防接種を検討することを呼び掛けている。