ドイツ、2014年観光テーマの4つを発表、世界遺産目当ての観光客は3割に

ドイツ観光局は2014年と2015年の観光テーマを、それぞれ4つ設定し、発表した。ドイツ観光局ではドイツ訪問客の動向分析結果をもとに、毎年観光テーマを設定し、プロモーション活動を展開。「観光国ドイツ」というブランドに都市体験やエコツーリズムなど多方面から焦点をあて、新しい観光マーケットの創造に力を入れている。

2014年の観光テーマの1つは、国内38か所ある「ユネスコ世界遺産」。「ドイツにおけるユネスコ世界遺産、持続可能なカルチャー及びネイチャーツーリズム」をスローガンに、2014年の観光キャンペーンの目玉とする。ドイツ観光局によると、海外からの文化観光を楽しむ観光客のうち、34%が「ユネスコの世界的ブランドが観光の決め手となった」という。

また、2015年10月に東西ドイツ統一25周年を迎えることから、2014年と2015年の2年間にわたり、「ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一25種年」もイヤーテーマとする。「観光国ドイツとして25の側面からドイツに焦点を当てる」をスローガンに、有名スポットを巡るツアーや自然体感ツアー、カルチャーツーリズムなど、多面的なマーケティングを展開する。

また、2015年の観光テーマには「ドイツの観光街道」、「伝統と習慣」などを設定。「伝統と習慣」は都市体験だけでなく、田舎を巡る旅の人気が高まっていることから、ドイツ観光局では2014年と2015年の最大のマーケティングテーマとしても掲げている。

【2014年イヤーテーマ】

  • ユネスコ世界遺産
  • ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一25周年
  • 観光国ドイツの魅力 エコツーリズム
  • カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ生誕300周年

【2015年イヤーテーマ】

  • 伝統と習慣
  • ベルリンの壁崩壊、ドイツ統一25周年
  • ルーカス・クラナッハの生誕500周年
  • ドイツの観光街道

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