国交省、JAL羽田/ホーチミン線開設を認可、直接の競合なしと判断

国土交通省は、日本航空(JL)が2014年3月30日から新規開設する予定の羽田/ホーチミン線について、航空法第109条に基づき認可すると発表した。JALの新規路線の開設については、「日本航空の企業再生への対応について」に基づいて、JALグループ中期経営計画の期間中、JALに対する公的支援により航空会社間の競争環境が不適切に歪められないかを確認するため路線計画の報告が求められている。

国土交通省は、羽田/ホーチミン線について、他社の運航便への影響、市場シェアの変化などを総合的に勘案した結果、同路線には他社による既存の運航便がなく、直接の競合は生じないと判断。他社が運航する成田/ホーチミン線との関係においても、JLの羽田/ホーチミン線が開設される前後でも一定程度の利用率増加が見込まれ、将来的な旅客需要の増加により、利用率がさらに向上すると考えられることから、既存便の維持が困難になる競争上の重大な影響はないと認めた。

ただし、競合他社からの懸念が示されていることから、JLの羽田/ホーチミン線が他社運航便に与える影響などについてフォローアップする必要があるとし、認可にあたっては、JLに同路線の需給状況などを示すデータの提供を求めている。

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