外務省は2014年7月24日、海外安全ホームページ上でノルウェーに対するスポット情報を発出した。ノルウェーの国家公安警察が、シリアのイスラム過激派の関係者が数日中の実行を計画するテロの情報を入手したと発表したことを受けたもの。テロの手段や場所に関する情報はないものの、ノルウェー国家公安警察では、全土で警備を強化し、特に国際空港や駅、国境付近、主要幹線道路での警備増強をすることも発表した。
外務省では、ノルウェーに渡航・滞在する人に対してテロや不測の事態に巻き込まれることのないよう、安全確保に十分注意するように呼びかけている。最新の情報入手に努めるとともに、公共施設の訪問やイベントの安価、公共機関の利用時には周囲の状況に注意を払うほか、テロや誘拐対策に関するパンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」、「海外旅行のテロ・誘拐対策」も参照することをすすめている。
なお、ノルウェーでは2011年にオスロ市の政府庁舎前で爆弾の爆発により8名が殺害。オスロ郊外で銃の乱射により69名が射殺された事件が発生した。
(トラベルボイス編集部)