楽天トラベルは、2016年秋(10月1日~11月30日)の国内旅行取扱動向をまとめた。それによると、前年と比較してもっとも人気が上昇したのは香川県(前年比92.3%増)。2位が徳島県(同50.2%増)、3位が愛媛県(同41.3%増)と四国3県が上位にならんだ。そのほか、4位に島根県、5位に鳥取県、8位に岡山県がランクイン。山陽・山陰エリアの人気もうかがえる結果となった。
2016年秋の国内旅行人気上昇エリアは以下のとおり。
2016年 秋の国内旅行人気上昇エリア トップ10
※順位:都道府県(前年比)
- 1位:香川県(92.3%増)
- 2位:徳島県(50.2%増)
- 3位:愛媛県(41.3%増)
- 4位:島根県(40.0%増)
- 5位:鳥取県(38.1%増)
- 6位:沖縄県(33.9%増)
- 7位:茨城県(31.1%増)
- 8位:岡山県(25.0%増)
- 9位:静岡県(24.0%増)
- 10位:青森県(21.8%増)
同社によれば、四国ではうるう年にあたる2016年が「逆打ち」とよばれ、お遍路で3倍のご利益を得るとされることが好影響をもたらしたという。そのほか、10月8日から始まる現代アートイベント「瀬戸内国際芸術祭 2016」目的の旅行も増加。四国4県全体では前年比約1.5倍(49.3%増)。特にカップル旅行が約2倍、女子旅が約2.5倍と好調だとしている。
山陽・山陰の人気エリア(島根、鳥取、岡山)では、縁結びスポットとして有名な島根県の出雲大社、鳥取県の皆生温泉や三朝温泉などを周遊する女子旅が前年比1.5倍で好調。鳥取県はスマホゲーム「ポケモンGO」が安全に遊べることをPRした「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」で注目を集め、20代の旅行が約2.4倍に急増したという。
この調査は、「楽天トラベル」の国内宿泊予約について、2名以上の予約人泊数をもとに集計したもの。対象期間は2016年10月1日から11月30日まで。