「車泊(くるまはく)」のシェアサービスを全国展開へ、ルール整備や地域滞在消費を促進、旅行会社とのツアーも計画

九州周遊観光活性化コンソーシアム(代表機関:トラストパーク)は、熊本県と長崎県の7地域で実施していた「車泊(くるまはく)」事業を全国展開する。

同事業は2017年11月1日から、総務省の「IoTサービス創出支援事業」の委託を受けて実証事業として展開。地域の観光振興を目的に新しい旅の形として、不稼働時間帯の駐車場や遊休地で車中泊を可能とするルール整備と、無人運用が可能な電源提供型の駐車管理システムの導入を行なってきた。

この実証事業では、本来の目的であった不稼働資産の利活用による車中泊の有償化による宿泊不足の解消と、観光振興・地域滞在消費の促進のほか、隠れた周遊観光ポイントの発掘、GPSスタンプデータから周遊観光ルートを可視化する効果があったという。

まずは12月に、福岡県大木町で事業を開始。「道の駅おおき」で現在、車泊サービスの導入に向けた工事を実施している。また、長崎県島原市の島原城では11月から、城内にキャンピングトレーラーを設置。旅館業法の簡易宿所許可を取得し、「お泊り体験プラン」の実証を開始した。今後は、広域観光ルート開発に向け、フライトとキャンピングカーを組み合わせたトライアルツアーを、大手旅行会社と計画している。

発表資料より

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