JTBは、東京空港交通や東京シティ・エアターミナルらと共同で、自動運転タクシーと空港リムジンバスを連携させた都市交通インフラの実証実験をおこなう。東京都が進める「自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に基づき、MaaSとして実現するもの。
取り組みに参加する企業は、JTBのほか東京空港交通、東京シティ・エアターミナル、日本交通、日の丸交通、三菱地所、自動運転技術開発のZMP社。
日の丸交通とZMPと三菱地所の3社は2018年に東京・丸の内エリアで自動運転タクシー走行をおこない、その活用策や有用性を検証済み。2019年は範囲をさらに発展させ、成田空港と羽田空港、東京シティ・エアターミナルを結ぶ空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携。空港から丸の内エリアへのスムーズな移動を目指す内容で、自動運転タクシーの走行は東京シティ・エアターミナルと丸の内の約3キロメートルを想定。スマートフォンで複数の交通手段を一度に予約できるようにする。
それに合わせ、JTBがMaaSというコンセプトに適応する新たな旅行サービスの商品化の検証を進める予定。
なお、2019年9月頃、ウェブサイトで利用者を募集する予定となっている。