国際航空運送協会(IATA)は、欧州委員会(EC)が開発した「EU Digital COVID Certificate (DCC)」をデジタルワクチン接種証明の国際標準にするように各国に求めている。
DCCは現在のところ、EU27カ国で運用されているほか、スイス、トルコ、ウクライナおよび州単位で相互協定を結んでいる。IATAによると、約60カ国が自国の認証の仕組みとしてDCCを活用することを検討しているという。
DCCは、IATAが開発するデジタル健康パスポート「IATAトラベルパス」とも互換性があるほか、欧州では博物館、スポーツイベント、コンサートなどへの入場でも活用されているところ。
DCCは、デジタルだけでなく紙のフォーマットでも取得することが可能。QRコードで検証と認証を行う。