エア・カナダ(AC)は2014年3月25日、子会社であるエア・カナダ・ルージュがカナダ西部からの路線を拡大し、バンクーバーとカルガリーからロサンゼルスやサンフランシスコ、ラスベガス、アンカレッジに就航すると発表した。これらの路線は現在、ACが運航しており、航空券はエア・カナダ・ルージュに変更される。トロント/サンディエゴ線においても同様の措置が取られる。
また、エア・カナダ・ルージュは2014年12月17日からバンクーバー/フェニックス線の冬期の期間運航。既存のカルガリー/フェニックス線、トロント/フェニックス線もエア・カナダ・ルージュに変更する。
これらの路線編成について、ベン・スミス執行副社長兼チーフ・コマーシャル・オフィサーは、「レジャーキャリアによるバンクーバー、カルガリーへの展開と、エア・カナダにおける主要路線の機材刷新の2つの柱が、継続的な利益をもたらす成長戦略の重要な要素」と強調。「カナダ西部の乗客にとってカリフォルニア州と米南西部はレジャーの要であり、アンカレッジはクルーズパッケージに重要な拠点。高いレジャー需要と低コスト競争に適した展開が行える」との判断した。
なお、ACの運航からエア・カナダ・ルージュのエアバスA319型機による運航に変更される路線は以下の通り。
【バンクーバー線】
- ラスベガス(4月28日からデイリー運航)
- ロサンゼルス(5月1日から1日4便運航)
- アンカレッジ(5月16日からデイリー運航)
- サンフランシスコ(7月1日から1日4便運航)
- フェニックス(12月17日からデイリー運航)
【カルガリー線】
- ラスベガス(4月28日からデイリー運航)
- ロサンゼルス(5月1日からダブルデイリー運航)
- フェニックス(12月17日からデイリー運航)
【トロント線】
- サンディエゴ(3月29日からデイリー運航)
- フェニックス(5月4日からデイリー運航、冬期は1日3便まで運航)