
日本政府観光局(JNTO)によると、2025年2月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、前年比16.9%増の325万8100人となった(2024年2月の実数:278万8224人)。前年比の伸び率は、この数年で最小の10%台となったが、2月として初めて300万人を超えた。2023年比では約2.2倍(実数:147万5455人)となっており、訪日需要の勢いは続いている。
地域別では、韓国が84万7300人(2024年比3.5%増)、中国が72万2700人(同57.3%増)、台湾が50万7300人(同1.0%増)、香港が19万5500人(同5.0%減)、米国が19万1500人(同28.8%増)の順。
今月は、ベトナム(同22.5%増の7万3700人)が単月の過去最高となったほか、シンガポール(同15.1%増の11万6800人)、豪州(同33.5%増の8万8800人)、英国(同21.3%増の3万1400人)など、19市場で2月の過去最高を更新した。
JNTOは、好況の要因は2つあげている。一部のアジア圏の旧正月(春節)が2月初旬まで続いたことと、豪州や米国を中心とするスノーシーズンへの強い需要が、訪日外客数を押し上げた。
訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。
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JNTO資料(対2024年比)より