
観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2025年1月の外国人延べ宿泊者数は前年同月比34.8%増の1515万人泊だった。伸び率では2024年12月の22.9%増を大きく上回った。日本人を含む延べ宿泊者数全体に占める外国人の割合は31%。
地方分散の必要性が指摘されているなか、都市部と地方部の比較では、三大都市圏シェアは61.9%の937万人泊、地方部は38.1%の578万人泊。前年同月との比較では、三大都市圏の27.3%増に比べ、地方部が49.2%増と、分散の傾向がみられる。
観光庁:発表資料より
外国人延べ宿泊者数を都道府県別でみると、伸び率の高い順に香川県(135.4%増・7万4760人泊)、徳島県(123.4%増・1万4210人泊)、富山県(123.3%増・2万1930人泊)の順。人泊ベースでは少ないものの、地方人気の傾向がみられる。最も多いのは東京都の26.4%増・471万8790人泊で、大阪府の23.3%増・216万4840人泊、北海道の79.6%増・199万1030人泊が続いた。
国籍(出身地)別の延べ宿泊者数トップ5は、1位が中国(344.7万人)、2位が台湾(196.7万人)、3位が韓国(192.5万人泊)、4位が米国(93.1万人泊)、5位がオーストラリア(81.2万人泊)。中国が前年同月比137.5%増、ロシアが70.8%増(2.4万人)、マレーシアが67.5%増(20.6万人泊)と大きく増加している。
観光庁:発表資料より