オーストラリア政府観光局、輸送力増強などの取組みで最優秀マーケティング賞受賞

オーストラリア政府観光局（TA）はマレーシアで開催された路線開発イベント「ルーツ・アジア2014」で、アジアにおける最優秀観光マーケティング賞を受賞した。オーストラリア政府観光局ではオーストラリアへの旅客輸送力強化を目的に行なう20社以上の航空会社との共同キャンペーンで航空業界の発展にも寄与しており、同賞は2年連続での受賞となる。

オーストラリア政府観光局デスティネーション開発本部本部長のキャサリン・ドロガ氏によると「2年連続での受賞は、弊局による新しい航空路線の活路や旅客輸送力増強へのアプローチが国際エアラインネットワークを形成する皆様に高く評価されたことの証」とコメント。2013年はオーストラリアへの旅客輸送力が7％増加し、訪問客数は3000万人を超えたという。

ただし、オーストラリア政府観光局が掲げる2020年の目標には更なる強化が必要とし、2014年度は24の航空会社とともに1700万豪ドルを投資する予定。これにより、長期戦略契約の締結と共同マーケティングキャンペーンで、計3400万豪ドル以上を投資することになる。また、今後もアジアに焦点を当て、追加資金を拠出する予定だ。

なお、ルーツ・アジアにおけるルーツ・アワードでは、航空業界が最善のマーケティングサービスを提供する空港や観光局を発表している。