ドイツ観光局によると、2014年1月~4月の日本人のべ宿泊数は、前年比3.4%減の32万7075泊となった。同期間の日本人出国者数が4.3%減の推移であるのを反映した結果とし、5月以降の盛り返しを期待する。
外国人全体ののべ宿泊数では5.4%増の約1920万泊と増加。ヨーロッパのトップ10市場でスイス(6.4%増)、オーストリア(6.2%増)、デンマーク(8.3%増)、ポーランド(11.4%増)が平均以上の伸びになったのに加え、オランダも1.6%増とプラス推移に回復。さらにバルカン諸国ではルーマニアが16.3%増、ブルガリアが25.5%増、クロアチアが36.5%増と大幅な2ケタ成長を遂げたのも、第1四半期の好調に寄与しているという。
さらにアジア市場全体では11.6%増と2ケタ増で、特に中国が18.6%増の51万泊と牽引。ヨーロッパのトップ10市場に近づいているという。また、アラブ湾岸諸国は27.4%増の39万4000泊で、伸び率で1位となっている。