ぐるなびは、外国人向け飲食店情報サイト「ぐるなび外国語版」のサービス拡充計画を発表した。2015年1月にサイトリニューアルと外国語対応が可能な専門スタッフの体制強化を行うほか、1億7000万以上の口コミをもつ世界最大級の旅行情報サイト「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」外国語版とのサイト間連携を協議、実現に向けて進める。
サイトリニューアルのポイントは、電話予約代行サービス対応スタッフの増員に加え、直接サイト上から飲食店を予約できる機能を新たに実装すること。これにより利用者が興味を持った飲食店を自ら予約可能となるため、利便性が高まる。コンテンツ面では和食クッキングや握り寿司体験など、日本食の実体験情報などを紹介する特集記事を掲載することで、日本の食の魅力を積極的に発信していく予定だ。
トリップアドバイザーとの連携では、「トリップアドバイザー」外国語版サイトの飲食店情報ページに「ぐるなび外国語版」の予約機能を搭載し、さらに「ぐるなび外国語版」のレストラン情報ページにトリップアドバイザーが持つ口コミ情報を掲載することで、両サイト間でのシームレスなサービス提供を目指す考えだ。将来的には、日本語版「ぐるなび」との連携も視野に置くとしている(サイト連携の時期は未定)。
最新情報によれば、ぐるなび外国語版への掲載件数は約6万5000店(2014年10月)でトリップアドバイザーのユニークユーザー数は月間2億8000万以上(2014年9月)。これまでもトリップアドバイザーの日本語サイトにぐるなびの口コミ情報を掲載するといった連携関係がある。ぐるなびでは、膨大な情報や利用者を保持する両社がノウハウや経験の共有しサイト間の機能連携を行うことで、外国人利用者の利便性を向上するだけでなく日本食の魅力に触れる機会拡大を加速、日本を何度も訪れるファンを増やしていきたいとしている。
関連記事>>