全日空(NH)が発表した2015年7月の旅客輸送実績によると、国際線の旅客数は前年比14.5%増の70万9328人となり、今年2月から7ヶ月連続で二桁の伸びとなった。有効座席キロ(ASK)は同8.8%増に対し、有償旅客キロ(RPK)は13.2%増を記録。利用率は78.0%となり、4月の74.2%を上回った。
全方面で旅客数が増加。北米/ホノルルは同12.2%増の16万8279人、ヨーロッパは同7.9%増の7万280人、アジアは同16.3%増の47万769人と好調に推移した。利用率はヨーロッパで80.7%となったほか、他方面でもすべて75%を超えた。
一方、国内線の旅客数は同2.4%減の322万6382人と微減。ASKを同1.2%減と供給を絞ったことから、RPKは同0.4%増で推移。利用率は61.8%となった。