博報堂生活総合研究所が発表した「生活者が選ぶ 2016年ヒット予想」で、1位が「急増する外国人観光客」となった。2位は「自動衝突回避システム」、3位は「進化するエコカー」、4位「電気自動車」と自動車関連サービス・商品が上位に複数ランクインした。
そのほか、8位に「北陸新幹線」、15位に「プレミアム付き商品券」と「シェアサービス」、18位に「空き家リノベーション」などが登場。また、「新型スマートフォン」「格安SIM」「インスタグラム」など、モバイルデバイスに関するサービスも複数ランクされている。
生活者が選ぶ 2016年ヒット予想 上位20は以下のとおり。
2016年ヒット予想ランキング
※点数は100点満点でのスコアリング結果
- 1位 急増する外国人観光客： 72.0点
- 2位 自動衝突回避システム： 71.5点
- 3位 進化するエコカー： 69.0点
- 4位 電気自動車： 64.0点
- 5位 ふるさと納税： 60.5点
- 6位 新型スマートフォン： 59.5点
- 7位 スーパーやコンビニのPB惣菜： 58.0点
- 8位 イートインスペースのある店： 56.5点
- 8位 北陸新幹線： 56.5点
- 10位 ドローン： 56.0点
- 10位 格安SIM： 56.0点
- 12位 電子書籍： 55.5点
- 12位 インスタグラム： 55.5点
- 14位 実用型ロボット： 54.5点
- 15位 ラグビー・Ｗ杯日本代表チーム： 52.5点
- 15位 プレミアム付き商品券： 52.5点
- 15位 シェアサービス： 52.5点
- 18位 空き家リノベーション： 51.5点
- 19位 定額制動画配信サービス： 51.0点
- 20位 音声認識アシスタント： 50.0点
また、この結果を性別・年代別にみると、それぞれに異なる傾向もみえる。
例えば、女性の15歳～19歳と30歳～39歳では写真投稿SNS「インスタグラム」が1位となっていることが特徴だ。また、男性15歳～19歳と40歳以上では「自動衝突回避システム」が1位となり、それぞれの世代・性別ごとの関心の高さがうかがえる。
男女別・30代と40代のランキング結果は以下のとおり。
博報堂生活総合研究所：報道資料より博報堂生活総合研究所ではこの結果を受け、2016年のヒット予想キーワードとして「ワクワクの更新」を提示。生活者が外国人観光客や進化するテクノロジー、新制度や仕組みに対する期待（ワクワク）が高まっているとしている。
なお、同時に発表された「2015年ヒット商品ランキング」は以下のとおり。1位は「ラグビー・Ｗ杯日本代表チーム」で、「ドローン」と「急増する外国人観光客」が同率2位になっている。
2015年ヒット商品ランキング
※点数は100点満点でのスコアリング結果
- 1位 ラグビー・Ｗ杯日本代表チーム： 84.5点
- 2位 ドローン： 79.5点
- 2位 急増する外国人観光客： 79.5点
- 2位 「火花」： 79.5点
- 5位 日本人のノーベル賞受賞： 76.0点
- 6位 北陸新幹線： 74.0点
- 7位 プレミアム付き商品券： 68.5点
- 8位 ふるさと納税： 65.5点
- 9位 自動衝突回避システム： 62.0点
- 10位 コンビニドーナツ： 60.5点
この調査は、15歳から69歳までの男女1008名を対象に実施したもの。2015年に世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツ、できごとなどから80項目を選定し、100点満点でスコアリングをおこなった。調査時期は2015年10月30日から11月4日まで。
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