自分の世代を象徴する言葉、40代はバブル・50代はサザンなど音楽系ワードが上位に ―博報堂

博報堂「あたらしい大人文化研究所」はこのほど、40代から60代までの世代(新しい大人世代)を対象に実施したライフスタイル調査を実施した。それによると、「自分の世代を表す言葉」の1位は、40代では「バブル」、50代では「サザン・オールスターズ」、60代では「フォークソング」だった。音楽に関する言葉の出現頻度が高いほか、世代に応じた「特撮・アニメキャラ」も上位に登場。また、「戦争を知らない」という言葉はすべての世代で5位にランクされた。

音楽関連で10位入りした言葉は、40代で3位「サザン・オールスターズ」、7位「B'z」、8位「マイケルジャクソン」、9位「マドンナ」、10位「ユーミン」。50代では1位「サザン・オールスターズ」に続いて、3位「ユーミン」、7位「ニューミュージック」、8位「フォークソング」、9位「マイケルジャクソン」。60代では1位「フォークソング」のほか、3位「ビートルズ」、4位「グループサウンズ」と続いた。

また、特撮・アニメキャラで上位にのぼったのは、40代では「ガンダム」(2位)、50代では「ウルトラマン」(6位)、60代では「ゴジラ」(14位)。雑誌では、40代で「アンアン・ノンノ」、50代で「アンアン・ノンノ」と「ポパイ」、60代では「平凡パンチ」「ポパイ」が登場。それぞれ世代で、少しずつ異なる言葉がライフスタイルを形成する象徴と選ばる傾向がわかる。

一方、「戦争を知らない」という言葉は40代から60代までにわたって5位に登場。この年代層に共通して「自分の世代を表現している」という感覚があることが分かった。

40代、50代、60代に聞いた「自分たちの世代を示す言葉」トップ20は以下のとおり。


博報堂「あたらしい大人文化研究所」:報道資料より

なお、40代の53.1%、50代の55.9%、60代の67%が「自分たちが新しい生き方やライフスタイルを作ってきた年代だ」と回答(「そう思う」または「ややそう思う」の合計)。いずれの世代も過半数がそのように考えているうえ、年代が上がるにしたがって割合が多くなる傾向が示された。また、40代と50代では女性の約6割が該当した一方、60代の団塊の世代では、男性の66.4%、女性の67.6%とともに7割近くが該当したという。

この調査は、2015年3月20日から22日までに行われたもの。対象地域は1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)、中小都市(首都圏、熊本市・岡山市以外の政令指定都市および岩手県・宮城県・福島県を除く)。サンプル数は2700。


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