外務省、中国・鳥インフルエンザのヒト感染症例でスポット情報

外務省は中国で鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染の症例が発生したことから、海外安全ホームページにおいて、2016年2月1日付でスポット情報を発出した。

中国で新たなヒト感染例が報告されたのは2015年12月。中国の国家衛星・計画生育委員会(NHFPC)では2015年9月以降、感染者報告数は計16例、死亡は4人で、このうち12月は感染者数が10例、死亡が3人と多い。

世界保健機関(WHO)の情報によると、2016年1月11日には新たに死者3人を含む鳥インフルエンザA感染者が10人確認された。感染発生地域は浙江省(6人)、江蘇省(2人)、広東省(1人)、江西省(1人)。感染者のうち1人は医療従事者で、全員が生きた家禽との接触する機会があったという。

外務省では例年冬期に鳥インフルエンザAの増加が報告されているとし、中国への渡航や滞在中の人は十分な感染予防に努めるように呼びかけている。

なお、海外安全ホームページ上の同ページでは、鳥インフルエンザAの感染源や症状、予防方法などを紹介。具体的な予防策としては、生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立ち入り、死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触、鶏の排せつ物に汚染だれたものとの接触を避けるようにするほか、外出時は人込みを避け、人込みではマスクをすることなどを案内している。



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