サンリオピューロランド、中国モバイル決済「アリペイ」導入、海外向けサイト刷新でタイ語対応開始も

東京・多摩市のサンリオピューロランドは2017年6月20日より、中国電子決済サービス大手「アリペイ(Alipay、支付宝)」を導入した。また、海外向けサイトのリニューアルをおこない、新たにタイ語に対応を開始。中国をはじめ海外からの来場者の利便性向上と認知拡大を目指す。

アリペイ導入にあたり、ピューロランドではハンディタイプのプリンター内蔵型決済端末を使用。顧客自身が設置場所まで移動する手間の削減にもつなげる。

サンリオピューロランドでは、インバウンド客が年々増加。過去5年で来場者数は2倍となり、2016年度には構成比10%の約17万人が来場したという。こうしたことから、 今年は昨年比120%のインバウンド客の来場を目標とした。既に人気のある中国、 台湾とともに東南アジア、 オセアニアエリアからの旅行者にプロモーションを強化する。今回の措置は、こうしたインバウンド戦略の一環だ。

なお、リニューアル後の海外向けサイトは「非言語(ノンバーバル)コミュニケーション」を意識したコンセプトで展開。言葉が通じなくても楽しめるよう、「パレードを(視聴覚で)体感する」、「キャラクターと触れ合う」、「コミュニケーションとしてのギフトラッピング(おみやげ)」といったコミュニケーション手法を強調して情報を発信する。FacebookやInstagram経由の広告配信では訪日外国人観光客にターゲットを絞った展開で集客を狙う。

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