京浜急行電鉄と京急観光、日本旅行の3社は2018年2月20日、京急観光の店舗事業と外販事業に関する日本旅行への事業譲渡契約を締結した。昨年9月に基本合意に至っていたもの。京急電鉄と日本旅行は同日付で、京急線沿線への誘客拡大を目的とする事業連携での覚書も取り交わした。
京急は今後、ネット販売の拡大などによって事業環境の厳しさが増加している店舗事業や外販事業を日本旅行に委ねる一方、グループ各社や行政機関、インバウンド関連サービスなどとの連携強化を実施。日本旅行が強みを持つ「関西エリア」や京急グループが国外主要ターゲットに位置付ける台湾やタイをはじめ、アジアエリアなどの沿線外の顧客プロモーションを推進していく。
一方、日本旅行では、事業譲受する分野を最大活用し、京急沿線の商品造成や販売を推進するとともに、京急沿線顧客に西日本方面を含む各商品の提案を強化。さらに他エリアとの相互交流拡大などにも取り組む。
なお、今回事業譲渡(譲受)をおこなう6店舗事業や外販事業については、運営場所と箇所名称が変更になるが、場所は変更しない。