ジャパンツーリズム協会(JSTO)が、訪日外国人観光客を対象に行った調査で、スマートフォンから旅行予約を進めるデジタルトラベラーが増加していることが浮き彫りになった。
調査は「ジャパン・ショッピング・フェスティバル」開催期間中の2018年12月から2019年2月に、デジタルトラベラー、買い物実態の2分野で実施し、それぞれ1593名、706名の有効回答を得たもの。
これによると、スマートフォンで予約するサービスでは、「日本国内の航空券」が42.7%でトップ。「宿泊」が25.2%、「体験・アクティビティ」が24.4%で続いた。一方で、スマートフォンから「予約していない」が35.7%にとどまった。
問:訪日旅行の際に、スマートフォンから予約したもの(複数回答)
また、買い物実態では、計画外の購買をした理由として、半数以上が「思ったより安かった」「自国では手に入らない」と回答。「日本人が買っていた」「店頭の展示・説明内容が良かった」も3割を超えており、日本人の売れ筋商品を効果的にディスプレイする手法が有効であるとうかがえる。買い物の際に困ったこととしては、「スタッフが話そうとしたがスキル不足」が42.4%、「多言語で書かれているが情報が少ない」が29%に上り、これまで以上の質が求められていることがわかった。
問:買おうと思っていなかったのに買ったものがあった場合の理由