群馬県・草津温泉で温泉旅館を運営する奈良屋グループは2019年8月、新たに大型素泊まり専用ホテル「源泉一乃湯」を開業した。「暮らすように泊まる」をコンセプトに、露天風呂付きやミニキッチン付き、ロフトルーム付きの客室を提供。別荘のような長期滞在型利用を想定し、30~95平米と広めの空間を提供する。
また、館内にはバーや足湯テラス、ゆったりしたラウンジスペースも完備。和のデザインとホテルの機能性を併せ持つ施設とした。6つの貸切風呂は外来入浴にも対応する。
「奈良屋」グループは、草津温泉の中心「湯畑」そばで明治時代より温泉旅館を運営。源泉一乃湯は同グループ第4の施設として、草津町が再開発をおこなう「地蔵地区」に立地。同社によると草津温泉の宿泊ゲストの約3割が素泊まり型となっているといい、同施設ならではの演出を施すことで、街の賑わいにつなげるとしている。