ロイター通信によると、ギリシャ政府は、2023年7月にロードス島で発生した山火事によって、同島での休暇を短縮せざるを得なくなった観光客に対して、1週間の滞在費を負担する。ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相が8月2日に明らかにした。
2018年に債務危機から脱したギリシャにとって、観光業は経済の原動力になっており、その中でもロードス島は人気のバケーション先となっている。
山火事は7月18日にロードス島中部で発生。強風にあおられ火災はビーチリゾートが多い東海岸と南海岸に広がった。これによって、2万人以上の観光客と地元住民が避難を余儀なくされた。ミツォタキス首相によると、山火事はロードス島の15%に影響を及ぼしたという。
ミツォタキス首相は「山火事の影響で休暇が短縮されたすべての人々に対し、ギリシャ政府は地元当局と協力し、今秋と来春にロードス島で1週間の無料休暇を提供する。再訪して島の自然を楽しんでほしい」と述べた。