スペイン・バルセロナで再び抗議デモ、観光客向け民泊の増加で家賃高騰、生活改善を要求

2024年11月23日、スペイン・バルセロナで家賃引き下げと生活環境の改善を求めるデモがおこなわれ、約2万2000人が参加した。スペインでは、政府が経済の中心である観光を促進する一方で、再開発や貸主が、より利益率の高い観光客向け短期宿泊レンタル(いわゆる民泊/STR)にシフトしたことによる家賃高騰に対応できず、住宅問題が深刻化している

カタルーニャ住宅公社のデータによると、バルセロナで今年第2四半期に契約された賃料は10年前の同時期から70%近く上昇した。入居者組合の担当者は「われわれは賃金の半分を家賃に費やしている。この状況は止めなければならない」と話した。

カタルーニャ州の他地域やブルゴス、北部アストゥリアス、南部ヘレス・デ・ラ・フロンテーラでも抗議デモがおこなわれた。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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