全日空、第2四半期決算は売上高過去最高も減益に、通期予想も下方修正

ANAホールディングスの2014年3月期第2四半期の連結決算は、売上高が前年比5.9%増の7976円、営業利益が42.5%減の433億円、経常利益が49.7%減の318億円で、四半期純利益が45.7%減の200億円となった。各セグメントで増収となり、売上高は過去最高を記録。しかし、営業費用が11.3%増の7543億円となるなど、航空事業を中心に費用が増加し、利益面は前年を下回った。特に円安の影響で、費用の約4分の1を占める燃油費が25%増加したという。

通期の見通しについては、上半期の売上高が過去最高となったものの、国内線では他航空会社や地上交通機関との競合で単価が下落。また、国際線はボーイング787型機の運航停止の影響等による路線拡張計画の遅延や、中国路線での日本発レジャー需要の回復が遅れていることなどマイナス要素を見通し、売上高を当初予想より減少すると見込む。

その結果、2014年3月期の業績予想として、売上高は1兆5800億円(当初予想からの増減:300億円減、前年実績からの増減:964億円増)、営業利益は600億円(500億円減、438億円減)、経常利益は300億円(500億円減、469億円減)、純利益は150億円(300億円減、281億円減)と下方修正した。

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