米国務省は2015年11月23日(現地時間)、同省が運営する旅行者向けウェブサイト「Travel.State.Gov」で、「テロリストによる脅威が高まっている」として世界各国への渡航者に向けた注意喚起(ワールドワイド・トラベルアラート)を発出した。
米国務省は、「ISIL、アルカイダ、ボコハラムといったテロリストグループが現在も複数地域で攻撃の計画を行っている」と警告している。
また、過去1年以内にフランス、ナイジェリア、デンマーク、トルコ、マリなど複数地域で攻撃があったことに加え、大規模なスポーツイベント、シアター、オープンマーケット、航空サービスなどが攻撃の対象となりうる点にも言及。公的施設や公共交通機関を利用する際には注意し、現地の最新情報を得ておく必要があるとしている。
また、「特に休暇期間や休暇中のイベントには十分注意をしてほしい」「特に不安がある人は、渡航先の国・地域で旅行者の安全保障を管轄する公的機関に連絡をとってほしい」といった呼びかけもおこなっている。
なお、この注意喚起は2016年2月24日まで継続して有効となっている。