エイチ・アイ・エス(H.I.S.)はこのほど、2015年から2016年にかけた年末年始旅行の予約状況を発表した。それによると、海外旅行の渡航者数1位は「ホノルル」、2位「台北」、3位「ソウル」。ハワイが首位となったのは4年連続、上位6位までが昨年と同じラインナップになった。また、「ケアンズ」は昨年17位から急上昇してトップテン入りとなった。
海外旅行の人気ランキングは以下のとおり。
商品別にみると、パッケージツアーでは上位3位は昨年と同じとなったものの、昨年8位だったケアンズが4位に浮上。オーストラリアは、航空路線の新規就航効果がみられたうえ、南半球でベストシーズンであることや英語圏であること、時差が1時間と少ないことなどから好評となったようだ。
一方、航空券と宿泊の手配を組み合わせた「自由旅行」では、2位にソウル、3位台北がランクインした。同社によれば、なじみのある旅行先では、延泊などのアレンジが難しいパッケージツアーよりも、自由度の高いツアーが好まれる傾向があるとしている。なお、海外旅行の出発ピーク日は12月29日だ。
国内旅行では、航空機や新幹線を利用したツアーの人気1位は「沖縄本島・離島」、2位「九州」、3位「北海道」となった。
人気の出発日は12月30日と12月31日。今年は日並びの関係で、近場・短期間の旅行が人気を集めたほか、LCCが利用しやすくなった九州や沖縄、プレミアム旅行券や新幹線開通で注目を浴びている北海道も引き続き人気を集めた。
国内の人気ランキングは以下のとおり。
この調査は、2015年11月30日に実施したもの。海外旅行は同社の海外ツアーや航空券予約が対象。期間は2015年12月23日~2016年1月3日。