大日本印刷（DNP）が中国の大手旅行会社と連携、訪日クルーズ客の「旅行のしおり」で来店促進支援

大日本印刷はクルーズ旅行で訪日する中国人をターゲットに、“旅行のしおり”で訪日中の来店促進サービスを開始した。中国の大手旅行会社2社と提携し、クルーズ旅行の参加者に配布する「クルーズ旅行のしおり」に、日本企業の商品やサービスを掲載。1船あたり最大5000名が乗る大型クルーズ船の中国人旅行者に、確実にリーチするオリジナルメディアとして活用していく。

「クルーズ旅行のしおり」はA5サイズ全16ページで、行程表とともに日本の基本情報や文化の紹介、日本での注意事項などを掲載。巻末の4ページを広告欄とし、ここに商品・サービスの広告を掲載する。大日本印刷では、クルーズ参加者は行程表のある「クルーズ旅行のしおり」を常に持ち歩き、船内でゆっくり読む傾向があるとして、高い広告効果が期待できるとアピールする。

広告掲載費は1船あたり、100万円～（4分の1ページ）。大日本印刷では2020年までの5年間累計で8億円の売上げを目指していく。また、中国のほかタイを中心とする東南アジアからの旅行者向け施策も随時展開していく予定だ。