新しい大人世代(40~60代)、旅行は「配偶者・パートナーと」が約6割、若いころのデート気分ふたたび ―博報堂

博報堂「あたらしい大人文化研究所」が実施した調査で、40代から60代までの世代(新しい大人世代)が「外食時にお金をかけてもいい相手」は、子供(58.2%)と配偶者・パートナー(58.1%)がほぼ同割合となった。また、お金をかけてでも贅沢な旅行をしたい相手は「配偶者・パートナー」(34.6%)が1位となっている。

旅行で一緒に行きたい相手も「配偶者・パートナー」(国内旅行62.0%、海外旅行57.0%)で圧倒的1位に。一人での旅行や親、知人、友人、孫などと連れ立った旅行よりも、配偶者やパートナー同伴を重視する傾向が明らかになった。

旅行で一緒に行きたい相手は以下のとおり。

博報堂「あたらしい大人文化研究所」:報道資料より

今後訪れたい旅行先の1位は「ヨーロッパ」(31.9%)。次いで、「ハワイ」(26.2%)、「オーストラリア・ニュージーランド」(20.8%)、「アメリカ・カナダ」(18.6%)、「台湾」(12.5%)と続いた。

また、望ましい旅行スタイルでは、「一回の旅行では1~2か所程度に(じっくり・ゆっくり)滞在する」(56.2%)が過半数を占めて1位に。「海・山・川・森林などの自然を楽しむ」(39.9%)、「その国や地域で有名な料理/食べ物を食べる」(39.7%)との差を開く結果となっている。

博報堂「あたらしい大人文化研究所」:報道資料より

なお、配偶者・パートナーとの旅行で心がけていることは、「観光スポットを手際よく回る」(48.5%)に次いで、「相手の趣味や嗜好を考えてそれに合った場所に行く」(35.7%)が2位。同研究所では相手の趣味を重視する傾向について、現在の60代以降は恋愛結婚が主流になったことから、若いころのデート気分がふたたび表れていると分析している。

この調査は2015年3月20日から22日まで、対象は40歳から60歳までの男女を対象に実施されたもの。対象地域は1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)、中小都市(首都圏、熊本市・岡山市以外の政令指定都市および岩手県・宮城県・福島県を除く)。サンプル数は2700。


みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…