外務省によると、2015年にすべての在外公館が発給したビザの数は、前年比66.0%増の476万8286件で過去最高を記録した。国籍・地域別では中国、フィリピン、インドネシアがトップ3で、全体の約9割。特に中国国籍者に対するビザ発給数が約378万件と全体の約8割を占め、2014年の全国籍者に対する総発給数(約287万件)を上回った。
ビザ発給をした中国国籍者のうち、観光客では団体観光(195万6527件)、個人観光(112万3109件)、沖縄数字(6万297件)および東北三県数字(1万478件)のビザ発給数が前年104%増の315万412件に拡大。全体の約51.4%を占めた。
特に個人観光ビザが169%増と2倍以上の伸びを示したほか、沖縄数字(前年:1万8353件)や東北三県数字(前年:1635件)は総数に比べると小さいが、前年よりも大幅な増加となっている。
なお、在外公館別の発給数を見ると、在上海総領事館、在中国大使館、在広州総領事館がトップ3で、トップ10のうち7公館が在中国公館となった。