みずほ情報総研は、訪日外国人旅行者を対象に「訪日外国人の再購買に関する調査」を実施した。外国人旅行者のタビマエからタビナカ、タビアトの購買行動や意識に関する調査で、このなかで、外国人旅行者が日本で購入した商品や店舗について8割前後の人が、旅行中や帰国後にインターネットに投稿したり、友人や親族と会話していることが判明した。
話題にする内容で最も多いのは「買った商品の品質について」で、88.0%が書き込みや会話をしたと回答。このうちインターネットでの投稿では29.3%、友人や親族との対話では41.7%の人が肯定的な意見をしたという。
このほか、「買った商品の値段」(86.5%)、「買い物をした店舗の品揃え」(84.8%)、「買い物をした店舗の定員の接客」(84.5%)、「買い物をした店舗の立地・アクセス」(84.2%)なども話題にした人人の割合が多かったが、「買い物以外の旅行内容(観光や食事など)」も86.3%となり、買い物の話題と共に書き込みや会話の俎上に乗ることが明らかになった。
なお、書き込みの内容は、インターネットでの投稿、友人や親族との対話とも肯定的な意見が多いが、その割合はネットの投稿は2割台から3割台に対し、対話では3割台から4割台で、対面の方が良い内容を話す傾向が強いという結果も。
調査は2016年3月に実施。中国人、タイ人、台湾人を対象に計600名のウェブアンケートと、計12名に対するインタビュー調査を行なった。