電子タグ内蔵スーツケースで空港の荷物預け入れをスムーズに、リモワ社が国内販売を開始、ルフトハンザ航空アプリで利用可能

ドイツのスーツケース販売RIMOWA(リモワ)社は、電子タグ付きスーツケース「RIMOWA Electronic Tag」を日本国内のリモワショップで販売開始する。航空機に預ける手荷物チェックイン用のデジタル機能を内蔵したもの。スマホのワンタップで、これまで空港で紙の手荷物タグを装着するのと同様の作業が完了するため、旅客、空港、航空会社ともに空港での手続き時間・手間が大幅にが緩和される。

利用の流れはこうだ。まずは、航空会社のアプリとスーツケースの電子タグを連携(ペアリング)。オンラインによるチェックインと同時に、アプリ内の指定個所をワンクリックすると手荷物情報が電子タグに送信される仕組み。スーツケースのデジタル画面に、手荷物のデータが表示される。空港に到着したら、そのまま預け荷物のカウンターに預けることが可能だ。

データ表示までの作業は、自宅や移動中でも処理ができる。また、搭乗便の電子搭乗券や荷物の電子情報は航空会社からアプリに配信され、荷物の現在地をアプリから確認できるメリットが大きい。なお、データ表示機能では、電池を使用するが、電池切れの場合もタグの表示は継続されるという。

同社による電子タグは2015年9月にラスベガスで実施された航空業界のイベント「FTE(Future Travel Experience) Global」にて初公開され、「ベスト・バゲージ・イニシアティブ」を受賞している。現在は、ルフトハンザドイツ航空のみが対応。今後、各国の航空会社で導入が予定されている。電子タグ内蔵スーツケースの価格は、73,000円~175,000円。

img_5449ルフトハンザ「手荷物に関するデジタルサービス」ページより

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