国土交通省はこのほど、「地域のモビリティ確保の知恵袋2017」を策定した。市町村などの交通施策担当者が、訪日外国人旅行者の誘客目的での交通施策の検討方法や事例などをまとめたもの。行政担当者に向けた出前講座も予定する。
ここでは、インバウンド誘客を支える交通を実現させるには、行政と交通事業者、観光事業者などの連携が必須であるとの考えにもとづき、それぞれが果たす役割を解説。誘客の目的や目標を定めて現状把握をおこない、地域の強みや弱みを分析。その後、実際に交通施策を検討するまでのプロセスを説明した。
併せて、地域資源の洗い出しや受け入れ環境の現状把握手法、観光・交通特性の分析事例やその方法について、具体的な項目を提示しながら説明。訪日旅行に対する満足度や再来訪意向などに関する既存の統計データやアンケート調査データの一覧表も用意した。
以下は、観光・交通特性の分析の着眼点の解説図。
同資料の本編は以下から参照できる。
「地域のモビリティ確保の知恵袋2017」