京都文化交流コンベンションビューローは、2018年に京都で開催された国際会議が前年比9.9%増の367件で、5年連続で過去最高を更新したと発表した。総参加者数は11.6%増の17万3089人。このうち、海外参加者は52.9%増の3万2268人と大きく伸び、初めて3万人を突破。総参加者数におけるシェアも過去10年で最も高い20.5%となった。京都市域では開催件数が43件増の349件。
分野別では「芸術・文化・教育」分野が堅調。開催補助金をオフシーズンに厚く配分したことから、桜や紅葉のトップシーズンである4、11月減少し、時期の平準化が進んだ。京都市域を除く府域の開催件数は18件。北部知己の宮津市、舞鶴市で開催があった。
これらの数値は日本政府観光局(JNTO)の国際会議基準に沿ったもので、定期的に開催しているなどさらに基準が厳しい国際会議協会(ICCA)の統計では、京都市は59件で世界49位。2017年の50位からランクアップした。国内ランキングでは世界13位・123件の東京に次ぐ2位だった。